
建設現場や改修工事において、壁や床に配管を通すためのダイヤモンドコア穿孔(コア抜き)は頻繁に行われます。
しかし、この作業には現場監督や施工管理者が最も恐れる「タブー」が存在します。
それが、「コンクリート内部の鉄筋や埋設管の切断」です。
「図面では何もないはずだった」
「少し位置をずらせば大丈夫だと思った」
こうした油断が、建物の寿命を縮めるだけでなく、莫大な損害賠償や工期遅延といった取り返しのつかない事態を招きます。
本記事では、非破壊検査からコア穿孔までを一貫して手掛けるHOLTECH(ホルテック)が、鉄筋切断のリスクと、それを未然に防ぐ確実な回避策について解説します。
リスク解説:鉄筋を切るとどうなる?3つの重大損失
鉄筋コンクリートにおいて、鉄筋は建物の「骨格」です。これを切断することは、建物の安全性を根底から揺るがす行為です。
より詳細な事故事例については、コア抜き・アンカー工事の事故事例とレントゲン探査の重要性でも解説しています。
1. 構造耐力の低下
最も深刻なのが、建物の強度が設計値を下回ることです。
誤って「主筋(しゅきん)」を切断してしまった場合、耐震性が著しく低下します。日本建築学会の指針でも主筋の切断は原則禁止されており、万が一損傷させた場合は、専門家による構造再計算や、樹脂注入・鉄筋継ぎ足しなどの大掛かりな補強工事が必要となります。
2. 設備事故と信用の失墜
電線管(CD管・PF管)などの埋設物を切断すれば、停電、火災報知器の誤作動、通信障害を引き起こします。テナントビルや工場であれば、営業停止や操業停止に直結し、その補償費用は計り知れません。何より、施工業者としての社会的信用を一瞬で失います。
3. 工期の大幅な遅延
トラブルが発生すれば工事はストップします。現状確認、施主への報告、補修方法の検討、そして補修工事。これらに数日から数週間を要することもあり、工期厳守の現場では致命的なタイムロスとなります。
現場の現実:「図面通り」は通用しない
「竣工図を確認したから大丈夫」
事故を起こした現場でよく聞かれる言葉ですが、建設現場において「図面と現状が100%一致していること」は稀です。
- 施工誤差: コンクリート打設時の圧力で、鉄筋の位置は数センチ単位で動くことがあります。
- 未反映の変更: 改修工事で追加された配管が、図面に記載されていないケースは多々あります。
- ノイズの存在: 図面には描かれない結束線や、固定用の補助鉄筋が内部には存在します。
特に改修工事においては、「図面はあくまで参考資料」と捉え、現状を疑ってかかることが安全への第一歩です。
解決策:失敗を防ぐ唯一の方法「非破壊検査」
「見えない壁の中」を正確に知る唯一の確実な方法は、科学的なアプローチである「非破壊検査」です。目的や状況に合わせて適切な手法を選ぶことが重要です。(参考:【目的から選ぶ】コンクリート非破壊検査の使い分け完全ガイド)
1. エックス線探査(レントゲン探査)
コンクリートにX線を照射し、内部を撮影します。
メリット: 内部の状態を「画像」として視覚的に確認できるため、信頼性が極めて高いです。鉄筋、配管、空洞などが鮮明に分かります。
注意点: 裏面にフィルムを貼る必要があるため、両面からアクセスできる壁や床に限られます。費用感については“エックス線探査”の費用相場と業者選びのポイントをご参照ください。
2. 電磁波レーダー探査(レーダー法)
電磁波の反射を利用して内部を探ります。
メリット: 片側からだけで調査可能です。探査スピードが速く、X線が使えない厚いコンクリートでも調査できます。
これらを施工状況や目的に応じて使い分けることが、事故ゼロへの近道です。
HOLTECHの強み:探査から穿孔まで「一貫対応」
非破壊検査を行っても事故が起きるケースがあります。それは「検査業者」と「穿孔業者」が別々で、連携ミスが起きる場合です。
「マーキングの意味を取り違えた」「位置が数ミリずれていた」といったヒューマンエラーです。
ワンストップ施工だから安心
HOLTECH(ホルテック)は、非破壊検査からダイヤモンドコア穿孔、アンカー打設までを全て自社で一貫して施工します。
- 責任の所在が明確: 「自分たちで探査し、自分たちで穴を開ける」ため、情報の伝達ミスがゼロです。
- 有資格者による管理: 国家資格である「エックス線作業主任者」が在籍し、徹底した安全管理を行います。
- 即座のルート変更: 万が一、予定位置に障害物があっても、その場ですぐに再探査を行い、安全なルートを確保できます。
調査費は「コスト」ではなく「投資」
「検査費がもったいない」と省略した結果、数百万円の損害賠償が発生しては本末転倒です。数万円の調査費は、安全と信用を守るための、極めてコストパフォーマンスの高い「投資」と言えます。
まずは非破壊検査の見積もり完全ガイドで、費用の内訳や相場をご確認ください。
まとめ:確実な工事は「調査」から
コア抜きにおける鉄筋切断は、建物の寿命を縮める重大事故です。
そのリスクを回避し、工期通りに安全に工事を完了させるためには、着工前の「非破壊検査」が不可欠です。
「絶対に失敗したくない」重要な工事こそ、調査から施工まで責任を持って対応できるHOLTECHにお任せください。当社の施工事例もぜひご覧ください。
見えない内部を正確に把握し、お客様のプロジェクトを成功に導きます。


